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北米・ヨーロッパの航空市場で存在感を高めるLCC

人気が高いイージージェット

航空市場でシェアを拡大しているのが、低価格の航空運賃が魅力のLCC(格安航空会社)です。何をもってLCCと呼ぶか明確な定義はありませんが、基本コンセプトは「徹底したローコストオペレーションにより、低運賃でサービスを提供している航空会社」です。

対象とする市場は、地方都市を結ぶコミューターのようなローカル・トゥ・ローカルではなく、大手航空会社が運航する主要都市を結びます。つまり、既存の大手各社が提供できない低運賃で、市場の中に新しい需要を掘り起こすことが戦略となっています。

日本国内では第一号となったANA系のピーチ・アビエーション、オーストラリアの拠点とするジェットスターグループとJALとの合弁で日本に参入したジェットスター・ジャパン、バニラエア(旧エアアジアジャパン)などが運航を開始し、今後が注目されています。

元祖LCCと呼ばれているのが、年間1億3530万人という世界2位の旅客数を誇るアメリカのサウスウェスト航空です。LCCのイメージは低価格が先行しますが、同社は独自の顧客サービスで利用者の支持を集めており、「世界で最も安全なエアライン10社」にも選ばれています。

LCCとして世界第2位の旅客数(約7600万人)なのが、ダブリンとロンドン・スタンステッドの両空港にハブを持ちヨーロッパに展開をしているアイルランドのライアンエアーです。

ライアンエアーと並んで人気が高いのが、ロンドンに本社を置くイージージェットです。旅客数5450万人は、ヨーロッパではルフトハンザ航空に次ぐ3位の規模と屈指のメガキャリアとなっています。

LCCをエリア別に見てみると、まず北米、ヨーロッパで誕生し、規模を拡大してきました。近年はアジア太平洋地域で市場が拡大しており、インドネシアのライオン・エア、日本にも参入したマレーシアのエア・アジアなどが有名です。

LCCの魅力はその運賃の安さにありますが、低コストを実現するために予備の機材を保有していないので、機材トラブルによる欠航は避けられません。また、独自の格安運賃で航空券を販売していますので、他社との連隊運輸に関する協定を結ばないのが一般的となっています。すなわち、航空券の他社への変更ができないのです。

さらに日本国内ではどの航空会社でもパイロット不足が問題となっており、大手航空会社に比べて年収が低く設定されているLCCではパイロット確保も克服すべき課題です。2014年にはピーチがパイロット不足による大量欠航が起き、大きなニュースとなったことは記憶に新しいところです。